ドメインをお名前.comからGoogle Domainsに移管する

昨年、お名前.comでドメインを取得してブログに設定していたのですが、この度Google Domainsに移管しました。
移管ってどうやるの?状態からでしたが、調べながら実際に行った手順をまとめましたので、よかったらご活用ください。

Google Domainsとは? #

Googleが提供しているドメインサービスです。
2015年にサービスができたばかりの頃は海外のみ対象で日本では利用できなかったようですが、現在は日本でも利用でき、2018年5月頃からサイトも日本語に対応しています。

お名前.comと比べるとドメイン取得料金が高いらしいのですが、個人的にはそこまで気にならなかったですし、比較的UIがわかりすく好印象をうけました。
また、Googleということで安心感もありますし、別サイト用のドメインを取得する機会があったので、どうせならGoogle Domainsでやっちゃうかとなりました。

ちなみにNetlifyでホスティングしているサイトに独自ドメインを設定する方法は、過去に記事を書いているのでよろしければそちらもどうぞ。

移管手順 #

移管する上での注意事項 #

  • Google Domainsに移管申請時にドメイン登録期間を1年延長する(1年分の登録延長料金を支払う)必要があります
  • 移管するドメインがJPドメイン + 契約終了まで7日以内だと移管ができません(お名前.comの場合)

お名前.com側での事前準備 #

お名前.com Naviログインからログインします。

移管ロック確認 #

ドメインがロックされていると移管が行えないので、解除する必要があります。

  1. トップ画面、ご利用状況の「ドメイン一覧」を選択
    お名前.com Navi トップ画面のドメイン一覧選択

  2. ドメイン一覧の右上「ドメイン機能一覧」を選択
    お名前.com Navi ドメイン一覧画面のドメイン機能一覧選択

  3. ドメイン移管の「ドメイン移管ロック」を選択
    お名前.com Navi ドメイン機能一覧画面のドメイン移管ロック選択

  4. 移管ロックがOFFなことを確認(ONの場合はOFFにする)
    お名前.com Navi ドメイン移管ロック確認画面

AuthCode確認 #

ドメイン移管をする際に使用するので、確認して控えておきます。

  1. トップ画面、ご利用状況の「ドメイン一覧」を選択
    お名前.com Navi トップ画面のドメイン一覧選択

  2. ドメイン一覧から、移管するドメインを選択

  3. AuthCodeを表示して控えておく
    お名前.com Navi ドメイン詳細画面のAuthCode表示

Whois情報公開代行サービス無効化 #

Whois情報公開代行は、通常Whoisでドメインに対しての問い合わせが行われたときに、管理者の情報として個人情報が公開されてしまうのを、ドメインサービス側の情報に差し替えてくれるものです。

Whois情報公開代行サービスを有効にしていると、移管先から移管リクエストを送った際に拒否されてしまうので解除する必要があります。
※ドメインプロテクション機能で変更を制限している場合は、そちらを先に解除しておかないと無効化ができないので注意です。

  1. トップ画面、ご利用状況の「ドメイン一覧」を選択
    お名前.com Navi トップ画面のドメイン一覧選択

  2. ドメイン一覧の右上「ドメイン機能一覧」を選択
    お名前.com Navi ドメイン一覧画面のドメイン機能一覧選択

  3. 登録情報の設定「Whois情報公開代行」を選択
    お名前.com Navi ドメイン機能一覧画面のWhois情報公開代行選択

  4. 右下の「Whois情報公開代行設定の解除はこちら」を選択
    お名前.com Navi Whois情報公開代行設定画面のWhois情報公開代行設定の解除はこちら選択

  5. ドメインを選択後、解除対象に「Whois公開代行(メール転送付き)」を選択し「確認」を選択
    お名前.com Navi Whois情報公開代行設定解除画面の解除対象と確認選択

  6. 注意事項に同意にチェックし、「確定」を選択

Google Domains側で移管申請 #

  1. Google Domainsにログイン後、サイドバーの「移管」を選択
    ※トップの「すでにお持ちのドメインを移管しましょう」からでもいけます。

  2. 移管するドメインを入力

  3. ドメインの準備 ステップ2:先ほど控えたAuthCodeを認証コードとして入力して「続行」を選択
    ※ステップ1はドメインロックを解除している時点で済になります。
    Google Domains ドメインの準備 ステップ2 認証コード入力

  4. ウェブ設定のインポート:お好みでDNS設定を移行するか選択して「続行」を選択
    (自分は「DNS設定をコピーしてGoogleに任せる」の方にしました)
    ちなみに「リソースレコードを表示」を選択すると、移行するDNS設定の内容が確認できます。
    Google Domains ウェブ設定のインポート 続行選択

  5. 登録の設定:設定を確認して「購入手続きに進む」を選択
    デフォルトでプライバシー保護が有効になっているのは頼もしいですね。
    Google Domains 登録の設定 購入手続きに進む選択

  6. 住所など個人情報の入力をして「保存して続行」

  7. 入力した内容と支払情報を確認して「購入」
    ※GCPなどで支払い情報を登録したことがある場合は、自動で情報がセットされるみたいです

ここまでで一旦移管申請は終わりです。
あとは双方のドメインサービス間でやり取りが行われて、その最終確認を行います。

最終確認 #

この時点の、Google Domainsの「マイドメイン」では以下のような状態になります。
Google Domains マイドメイン 移管ステータス確認

Google Domainsでの移管申請後、お名前.comから「【重要】トランスファー申請に関する確認ご連絡」という件名のメールが届きます。自分の場合は15分くらいして届きましたが、場合によっては時間がかかるようです。

このメールに移管承認手続きのためのURLが記載されているのでアクセスし、移管手続きに関する注意事項を確認したら「承認する」「決定」と進み、移管承認が完了します。
(移管承認完了に関するメールも届きます)

この後、再度Google Domainsの「マイドメイン」を確認し、保留中のドメインからマイドメインの方に移っていれば移管完了になります(自分の場合、移管承認から15分くらいかかりました)

お疲れさまでした。


思っていたよりは簡単に移管ができてよかったです。
気になったところとしては、作業していてお名前.comのUIが何度かコロコロ変わっていたのがよくわからなかったです…。複数パターンのUIが混在しているんでしょうかね?

まぁ、今後はGoogle Domainsでドメインを管理していこうと思いますー。

参考リンクまとめ #