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2020年振り返り ~精神疾患、体調編~

雑談

振り返り


2020年もあっという間に終わりが近づいてますね。どうも、よしです。
昨年発症した精神疾患ですが、今年もちょっといろいろあったので、改めて今年も振り返ることにしました。

注意書き#

暗い話になったり赤裸々に書いている部分があるので、苦手な方は閲覧注意です。

2020年の流れ#

では早速、この1年がどんな感じだったのか、月ごとに振り返ってみます。

1月#

月初は PMS によると思われる吐き気に悩まされた日もありました。
が、それが落ち着いてからは比較的調子がよかったです。
うまく言い表せないですが、なんだかこれからいい調子に向かうような不思議な感覚がありました。

…と言いながらも、月末インフルエンザになりました(遠い目)
会社でいろんな人がインフルエンザになっていて、一緒に仕事していた上司も罹患していたので、そりゃあうつるわーという。
(上司の罹患が発覚したのが、自分がインフル検査を受けていた段階だったので、これは自分もやろうなぁと思って案の定でした)

幸い症状は軽かったので、そんなに苦しまずにすみました。

2月#

去年の秋頃から PMS による吐き気の支障が大きかったので、どうにかしたいと思っていました。
ひどい時は仕事や休んでいたくらいだったので。
そこで「命の母 ホワイト」を飲み続けたところ、だいぶ症状が楽になったので少し安心。

比較的調子はよかったですが、月末頃に技術記事執筆を頑張りすぎて、翌日まで疲れを引きずった日もあり…。

3月#

コロナの影響もあり、仕事は自宅からのリモートワークへ移行。

最初は特に何も問題ないように考えていましたが、床に座って作業していたので、仕事が終わる頃には疲れきっていました。
疲れ方が全然違う…。これが続くのは確実にやばい…と思ったので、しまいこんでいた椅子をひっぱりだしてきて使うようにしたところ、だいぶ楽になりました。

それと、この月は、ちょこちょこ胃の調子が悪くなっていました。

4月#

去年の秋頃からやっていた案件が終了に伴い、別の案件へ。
それまで一緒に仕事していた上司と離れることになったため、名残惜しい気持ちがありました。
自分の復職の時からすごくお世話になった方であり、一緒に仕事しやすい上司だったので。

新案件は保守案件であったというのと、コロナの影響をうけた案件であったため、ゆっくりめのスタート。
違う上司とメンバー、環境の中でうまくやっていけるだろうか…と少し気がかりでした。

月末頃にぼんやりするというか、いまいち気分の晴れない日がありましたが、比較的調子のいい日が続きました。

5月#

案件がコロナの影響をうけ、一時休止。
それに伴い、この月は休業してました。

一時期戻ってきていた月経周期がまた崩れてきていたので、通院している精神科で相談し原因となっている薬を減薬。
その影響か2週間くらい胃腸の調子が悪い日もありましたが、減薬は続けたかったので元には戻さず。
(この薬「スルピリド」は精神症状にも効きますが、元々胃薬だったものです)

この頃、自分が以前からお世話になっていた先輩が精神的にかなりまいった状態になってしまい、話を聞いてフォローしたり。
なんとか思考の整理を手伝うことができたのはよかったものの、自分も引っ張られて体調が悪化するのでないか?という懸念もよぎりました。

後に自分の主治医の先生に、ほどほどに…と言われたような覚えがあります。
自分自身の精神が不安定の時は、特にそういった影響を受けやすいようです。

中頃には、時間もあるということで web1week(ハッカソンイベント)に参加。
→レポート記事:ハッカソンイベントで、React Konva製のジグソーパズルっぽいパズルを作ってみた

前半は特に考えることが多かった分、疲れやすかったです。
目疲れ → 頭痛 + 吐き気 に悩まされたり。
でも、とても楽しかったですし、思い切って参加してよかったと思います。

6月#

先月、減薬したものの、未だ月経周期が乱れたままでした。
そのため、主治医の先生と相談の上で、その薬を断薬することに。
先月の減薬時と同様に不調になるかと思いきや、意外と元気でした。
そして無事月経がきました。

下旬には、久しぶりにリアル脱出ゲームへ参加。
→レポート記事:久しぶりにリアル脱出ゲームに参加してきました【ある沈黙からの脱出】(+ 体調の近況)

精神疾患を発症して以来、体調面でこういった外出・イベント事は自粛していたので、参加にあたってはちょっと勇気がいりました。
せっかくの楽しい場を、自分の体調不良で台無しにしたくないという思いがあり。
体調を崩してしまわないか?という不安はありましたが、無事に過ごすことができて、本当に嬉しかったです。

この時は、ちゃんと自分の体調は戻ってきてるんだなと思っていました。

7月#

月初から、いまいち調子のよくない日が続いてました。
先月断薬した影響?と考え、主治医の先生と相談して、あまりに続くようであれば服用再開しましょうかという話に。
また、この時期は天候が荒れていた時期でもあったため、低気圧の影響を受けるようになったのか?とも考えるようになりました。
(ちなみにそれまでは特に影響受ける体質ではなかったです)

それから、体調が悪化。
主に胃腸の不調がひどく、朝から強烈な吐き気に襲われたなんて日も。

胃腸薬や断薬した薬を服用したりでしのぎながら仕事していたなかで、だんだんと下腹部の違和感が気になりはじめ。
婦人科疾患を疑い始め、ある日病院に予約の電話をしたところ、コロナの影響で新患受付をやっていないと言われてしまい…。
その電話の後から、謎の動悸に襲われて苦しい思いをしました。
元々、婦人科は苦手意識があるのと、婦人科疾患という不安な気持ちから起こったことなのかもしれません。

別の婦人科を受診する手もありましたが、とにかくお腹周辺をエコーで診てもらいたかったので、かかりつけの胃腸内科へ。
しかし、微熱もしばらく続いていたこともありコロナの疑いがあるということで、まずはそちらの検査を受けることに。
結果的には陰性だったのですが、結果を待っている間は、不安な気持ちからなのか既存の不調の他に痺れの症状が出たりと散々でした。

その後、無事にお腹周辺をエコーで診てもらえました。
子宮筋腫のようなものが見つかりましたが、症状が出るような大きさではなかったらしく、とりあえず大きな異常はないということで少し安心。

この日から、少しずつ調子がマシになり、下腹部の違和感も気にならなくなりました。

8月#

先月ほどではないとはいえ、胃腸の不調は続いてました。
特に夜ご飯食べるときに、胃がきつかったり吐き気がしたりで、あまり食べられなかったり。
とりあえず胃腸薬飲みしのいでました。

9月#

月初に業務の都合で久しぶりに会社へ出社した日がありました。
出社するにあたり朝早く起きないといけないため、調子が心配でしたが、意外と元気に過ごせてました。

あまり詳細には書けませんが、この頃やっていた仕事は少し大きな新機能開発でした。
外部機器と連携するようなもので、その仕様把握にはじまり、設計をしなければならず苦戦。
というのも、自分はこれまで小さな機能の設計はやったことありますが、かっちりとした設計はあまり経験がありませんでした。
まぁ、かといって逃げていてもしょうがないですし、設計もちゃんとやれるようになりたかったので、なんとか気持ちを奮い立たせながらやっていました。

そんなある日、本番環境で障害が起きるようになりました。
これもまた詳細には書けませんが、ステージング環境では発生せず、本番環境で負荷が上がった時のみ発生するものでした。
この日から自分は障害調査をすることになり、思い当たる箇所の調査や、監視ツールでの調査などを行っていきました。
…が、なかなか原因の特定までには至らず、試みたローカルやステージングでの再現もいまいちうまくいかず…。

気分転換もかねて web1week に参加した週もあり、少しだけ元気になりました。
→レポート記事:ハッカソンイベントで、「2」に近い式をあてるゲームを作ってみた

ただ、仕事についてはそんな進展のほとんどない日が続き、だんだんと気が滅入っていき…。
毎日、夕会でその日やったことを報告していたのですが、結局は進展がないのでダラダラと言い訳してるように感じてつらくなりました。
この当時は Twitter でも荒れており、精神がすさんできていることは自覚がありました。

自分一人ではもう無理だ…と思い、案件チーム外にヘルプを出して助けてもらったこともあったのですが、結局はあまり進展がありませんでした。

その後の休日で少し回復するも、仕事の後の疲れ方が酷くなってきます。
また、休日の間に自分の現状況は、自分が思っているよりも危ない状態ではないか?と再認識したことで、体調が急激に悪化。
食欲もなくなり、息苦しく、頭が考えるのをやめているような感覚で何も手につかず。

当時のメモ帳記録を見ると
「疲れというか、とにかくきつい、苦しい」
「自分自身が思っているよりも限界なのかもしれない」
と書いていました。

このままだと、確実に昨年発症した時のような地獄になるなと防衛本能のようなものが働いたので、もう仕事辞めて休もう…と。
またあの地獄に舞い戻りたくはなかったですし、一度休んで立て直せば、またやり直せると。

主治医の先生に相談して「適応障害」再発の診断がつき、休職からの退職とさせてもらうことになりました。
退職のやり取りは、本来は直接対面で言うべきこととは思います。
しかし、もうそんな余裕はなかったので Slack 越しでさせてもらいました。
それでも、文章を書いてる段階で涙が出てたので、もう相当危なかったんだと思います…。

10月#

休職期間。

先月末に退職の申し出をして少しだけ気持ちが落ち着いたものの、月初の方は何も手につかず、目を閉じてただ横になって過ごすことしかできないような日が続きました。
夜中起きてしまったり、胃腸の調子が悪くて気持ち悪かったりが続いたり。
少し回復したと思って外出すると、視界がぼやけてふらついたり。

下旬には、心臓の違和感を感じたことがありました。
苦しくなったり、身体の中から冷えているような感じがしたりで気になって、なかなか眠れなかったり。

そんなある日、寝起きから身体の震えの続いた日があり、心配になって循環器内科を受診。
レントゲンと心電図を診てもらいましたが、特に異常なしで結局なんだったのか、よくわかりませんでした。
ただ、体温が低くなっている日が続いていたので白湯を飲むようにしたり、体を冷やさないよう気を付けるようになりました。

月末には最終出社日。
無事に過ごせるか心配もあり、事前に薬を飲んだりはしていましたが、体調面では特に問題なく最後を終えることができました。

いろんな方に最後の御挨拶をしていってましたが、自分が一番お世話になった上司と直接お話をできた時間はなんかよかったなと。
短い時間ではありましたが久しぶりに話をして、なんというかすごく自然体で話せていたというか。
一緒に仕事していた頃の安心感とかを思い出しました。

「一緒に仕事できてよかったです」「すごく一緒に仕事しやすかったです」と伝えたら、上司の方からも同じようなことを言ってもらえました。
社交辞令が入っていた言葉かもしれませんが、それでも十分嬉しくて。
心残りとしては、退職の申し出をする前に、この上司に一度相談していれば結果は違っていたのかなと思ったことですね(これは上司との話の中でも触れました)

本当にいい上司の方でした。

11月#

上旬は比較的調子のいい日が続いたので、勉強を少し始めたり、環境改善できそうなことをやったりしてました。
Notion を活用するようにして、日々の記録をより詳細に残すようにしたり。
作業に熱中して休憩を怠りがちなので、タイマーを使うようにしたり。

…が、中旬あたりから調子が悪くなり、気力のわかない日が続きました。
主治医の先生と、適応障害の症状が段階的にきてるのかも?という話になったり。
まぁ、少なくとも年内は療養にあてるつもりなので、まずはゆっくり休みましょうということになりました。

そうしているうちに、月末頃には少し調子が回復。

12月#

この月も上旬は比較的調子のいい日が続きました。
中旬から今に至るまでは、まぁぼちぼちですね。
気力がわかないまではいかないので、細々と日々作業しています。

全然できていなかった OOUI ワークアウト実践(設計するなら実際に作るまでやろう企画)をやってますが、あんまり進みがよくないので、ちょっと自分に発破かけたほうがいいかなと思い始めてます。

まぁ、まだ療養がメインなので、そんなに長時間がっつりというのはやりませんが。

再発の原因を考えてみる#

7月に一度大きく体調崩したときは、まぁ断薬の影響が大きかったのかなと思います。
この当時の業務に関しては、特に大きな異常はありませんでした。

9月においては、慣れていない設計業務に苦戦していたのと、調査タスクがほとんど進展ないまま続いてしまったことがありました。
多分、前者のみであれば、ここまでのことにはならなかったんじゃないかと。
誰にしても、慣れていないことをやるのはうまくいかない方が多いと思いますし。

それなら調査タスクの方もそうじゃないのか?という話になりますが、一応自分なりに手探りで色々とやってみたつもりではいます。
自分が思いつくことは試して、上司と話をする中で出たことを試したり。
でも、それでもイマイチ確証となるようなものが得られずで、問題個所の修正ができず。

しばらくして、もう自分一人では手詰まりだと思いチーム外にヘルプ依頼を出して助けてもらうも、結局はたいして進展がないままで。
ローカルやステージングで再現をしようとしても、イマイチうまく再現せずのまま。

チーム外にヘルプ依頼を出した頃には、すでに精神的におかしくなってきている自覚はあったので、藁にも縋る気持ちでいました。
ただ、結局たいして状況は変わらなかったので、どん底に突き落とされた感覚で。

じゃあ、どうすればよかったのか?という最適解は正直わかりません。
あえて言うなら、誰か他にも一緒に調査してくれる人がいたら、結果は変わっていたんだろうかと。
もしくは以前一緒に仕事していた上司に相談していたら。
「誰か一緒に調査してください!」って募ればよかったんだろうか。
「もう手詰まり感が…」と報告するだけでなく、もっと「もう自分一人じゃ無理です!」ってごねればよかったんだろうか。

情けない話ではありますが、自分にはそれくらいしか思いつきませんでした。
(もちろん調査に関する技術や経験があれば解決に至ったかもしれませんが、そんなにすぐ身につくものではないと思いますので…)

現在とこれから#

10月に退職して療養期間に入り2か月。
再発直後と比べれば調子は落ち着きましたが、日々体調の波とにらめっこしながら過ごしています。
胃の調子はまだちょっと不安定気味ですね。
気力がある日は2、3時間程度作業したり。

少なくとも年内は療養期間にあてるかーと思い過ごしてきたものの、この調子だと年明けてもまだ少し療養するかもしれません。
体調を回復させることのほかに、もう少し勉強をしたいという思いもあり。

今の自分のスキルは経験の割に色々と中途半端に感じているので、もっとどこかに尖らせたいんですよね。
それでフロントエンドにて React 周りを伸ばそうかなと今のところ考えています。
フロントメインだけど、個人開発とかでサービス公開まで一応一通りやったことあるよみたいな。

今の転職市場ってどんな感じなんでしょうね。
未経験採用はかなり厳しくなってると聞きますが、経験者はどんなもんなのかなと。
エンジニアとしての仕事は出来れば続けたいと思っているので、折り合いがついたら、新たな会社を探して活動開始します。

あとこれは余談ですが、先日とあるゲーム作品に触れる機会があり、自分の生き方とか考えるようになった日がありました。
言ってしまえば、あくまでゲームでフィクションの世界の話なんですけどね。
なんというか、登場人物の生き様がかっこよくて、自分もこんな風に強くかっこよく生きたいなとか。

そういうこと考えていたら、少し将来の自分の姿が見えたような。


昨年発症からの今年再発だったので、来年もまた再発するようなことがないかと不安な気持ちも正直あります。
ただ、いつまでもビビり倒していてもしょうがないので、せめて気力がある時くらいは前向きに考えて生きていこうと。
某占いによると、来年は「遊び心」を育てるほどいい流れになるらしいので、そこらへんも考えて立ち回り方とか再構築していきたいですね。

ではではー。